忙しいのに成果が出ないのはなぜか
「社員は一生懸命働いている」
「機械も止まらず動いている」
それでも利益が伸び悩む――そんな声を経営者からよく耳にします。
原因は“頑張りが足りない”ことではありません。
実は、業務そのものが複雑に絡み合い、ムダや属人化が隠れているのです。
この状態を放置している限り、どれだけ人や機械を動かしても数字は変わりません。
だからこそ必要なのが、業務を “バラして解剖する” というステップです。
改善は「悪いところ直し」ではなく「未来設計」
「改善」と聞くと、多くの経営者は「悪い部分を直すこと」「コスト削減の活動」と思い込みがちです。
けれども本来の改善は、未来の利益を設計することです。
そこには2つの方向性があります。
- 売上を伸ばす改善
DXを導入し、営業マンの事務作業を減らす。
その分、顧客訪問や提案活動に時間を回せば、行動量と成果が増え、売上は上がります。 - コストを下げる改善
重複や手作業を効率化し、1つの作業にかかる原価を下げる。
浮いた工数を別の業務に振り向ければ、生産性は確実に高まります。
つまり改善とは、
「売上・原価・工数をつなぎ直す設計図を描くこと」 なのです。
バラすことで見える“本当の課題”
会社を解剖し、業務を細かくバラしてみると、普段は見えていなかった課題が浮かび上がります。
- 属人化
「この人しかできない作業」が増え、退職や休暇のたびに業務が止まる。 - ムダ
誰も見ない資料作成、二重入力、形だけ残った承認フロー。 - 思考停止
「昔からこうしているから」という理由だけで続く作業。
現場では当たり前に見える動きも、分解してみれば“利益を食いつぶす要因”になっているのです。
そして、こうした課題は数字に表れにくい分、経営者の目に届きにくい。
だからこそ「バラす→見える化→再設計」というアプローチが必要なのです。
解剖=見える化 → 再設計という流れ
業務を仕組みに変えるための流れはシンプルです。
- 解剖(バラす)
業務を一つひとつ分解し、担当者・手順・時間を洗い出す。 - 見える化
工程ごとにかかっている工数、手戻り、待ち時間を可視化する。 - 再設計
DXや効率化の仕組みを取り入れ、ムダを削減。
浮いた時間を売上につながる活動に振り分ける。
この流れを踏むことで、ようやく「属人化から仕組み化」への道が開けます。
逆に言えば、解剖と見える化を飛ばして改善を進めても、根本的な課題解決にはつながりません。
整え屋として伴走する改善
改善は「今のやり方を修理すること」ではありません。
未来に向けて業務を再設計し、数字を動かす仕組みに変えることです。
業務をバラして解剖することで、
- 無駄を削り、利益を圧迫しない仕組みをつくる
- 属人化を外し、誰でも回せる体制に変える
- 思考停止を破り、未来を見据えた動きを取り戻す
こうした一歩を積み重ねることで、会社の利益は確実に積み上がっていきます。
私は「整え屋」として、経営者や幹部の皆さんと一緒に未知の解決策を探り、
“売上を生む改善”を現場で動く計画に変える伴走をしています。
「このやり方で本当に利益が出ているのか不安だ」
「業務を仕組みに変えたいが、どこから手をつければよいか分からない」
そんな思いがあるなら、ぜひご相談ください。
一緒に業務をバラし、仕組みを整え、未来を描く改善を始めましょう。
RINEXT LAB|業務改善とDX支援のパートナー 
