採用より先に、“仕組み”を見直しませんか？ - RINEXT LAB

「人が足りない」から採用？その前に考えること

「人が足りない」
「求人を出しても集まらない」
「採用しても、すぐに辞めてしまう」

今、多くの中小企業がこの課題に悩まされています。

けれども、その原因は本当に“人”の問題でしょうか？
実は、多くの会社で見落とされているのが、**「仕組みの問題」**です。

人が増えれば仕事は楽になる。
そう信じて採用を重ねた結果、指示・教育・調整の手間が増え、逆に現場が疲弊する――。
そんな現象を何度も見てきました。

“人が足りない”のではなく、
“仕組みが足りない” のです。

「うちはみんな頑張っているのに、なぜか終わらない」
その背景にあるのは、現場に潜む“ムダ”と“属人化”です。

こうしたムダが積み重なり、本来の生産力を圧迫しています。
人が足りないと感じるのは、本当は「整っていない」から。

新しい人を入れる前に、まず現場の仕組みを見直せば、
今いる人材の力を何倍にも引き出すことができます。

「改善＝節約」「効率化＝我慢」
そう考えている経営者は少なくありません。

しかし、改善の本質はもっと前向きです。

売上を伸ばす改善
　DXを導入して事務作業を減らし、営業マンが提案や訪問に時間を使えるようにする。
　“人が動く時間”を増やすことで、売上は自然と上がります。
コストを下げる改善
　重複や手作業を整理し、1つの作業にかかる工数を減らす。
　余った時間を別の業務に使えるようにすれば、生産性は上がります。

つまり、改善とは 「人を増やさず、成果を増やす設計」。
未来を描き、そこに向けて業務を整えることなのです。

「採用を増やす前に、まず会社を“解剖”してみてください」

これは私が多くの経営者に伝えている言葉です。

現場の業務を細かく分解し、
「誰が・何を・どのように・どれだけの時間で」行っているかを見える化する。

すると、驚くほどのムダや属人化が浮き彫りになります。

これでは、何人採用しても疲れるだけです。
逆に、業務の構造を整理して仕組みに変えれば、
“同じ人数で1.5倍の成果”を出すことができます。

採用とは「人を増やすこと」ではなく、「人を活かすこと」です。

現場の仕組みを整え、ムダをなくし、情報を共有できる体制をつくる。
それだけで、社員一人ひとりの力は自然と高まります。

そして、社員が働きやすくなることで、離職も減り、
新しい人材も「この会社で働きたい」と感じるようになります。

つまり、採用の前に整えることが、最良の採用戦略なのです。

私は「整え屋」として、経営者や幹部の方と共に、
人・業務・仕組みをまるごと見える化し、再設計するお手伝いをしています。

採用よりも先に、現場を整える。
それは「人が足りない」を「人が活きる」に変えるための第一歩です。

これらを積み重ねることで、
“採用しなくても強い会社”をつくることができます。

人手不足の時代だからこそ、
「人を増やす」より「仕組みを見直す」ことが、未来への投資になります。

仕組みが整えば、社員のパフォーマンスもモチベーションも上がり、
自然と「辞めない・育つ・任せられる」職場が生まれます。

「採用しても人が定着しない」
「今の人数で限界を感じている」

そんな経営者の方は、ぜひ一度ご相談ください。
一緒に、“採用の前に整える”という新しい改善を始めましょう。