「忙しいから改善できない」…本当にそうですか?
「毎日バタバタして、改善どころじゃない」
「今は人が足りない。落ち着いたら考えたい」
そんな声を、経営者や現場リーダーからよく聞きます。
でも実は――
“忙しい現場こそ、改善のヒントが眠っている” のです。
忙しい=余裕がない、ということは、
そこにムリ・ムダ・ムラが潜んでいるサイン。
つまり、「忙しさ」は悪ではなく、
“チャンスを知らせるアラーム” なんです。
忙しさの正体は、「ムダの積み重ね」
一見フル稼働しているように見える現場でも、
よく見ると、利益を生まない時間がたくさんあります。
- 同じ情報を何度も書く、転記する
- 上司の確認待ちで止まる
- 社員同士のやり取りが口頭・LINE・紙でバラバラ
- 在庫や進捗を探す時間が多い
- 毎月の報告書が“作るための作業”になっている
これらはすべて、**「見えないムダ」**です。
忙しい現場ほど、このムダが放置され、
「頑張っても報われない構造」になっています。
この構造を変えない限り、
人を増やしても、忙しさは変わりません。
改善は「時間を奪う」ものではなく、「時間を生む」もの
多くの経営者が誤解していることがあります。
「改善活動をすると、今より忙しくなるのでは?」という不安です。
けれども、実際は逆。
改善とは、**“仕事を減らす活動”**です。
今ある業務の中から、
「やらなくていい仕事」「減らせる手順」「自動化できる工程」を見つける。
たとえば、
- 書類をなくし、クラウドで一元管理する
- 情報を共有して、確認作業を半減する
- 定型業務をシステムに任せる
これらを積み重ねるだけで、
1人当たりの稼働時間をそのまま“生産時間”に変えられます。
改善は時間を奪うのではなく、
**「時間を生み出す仕組みづくり」**なのです。
忙しさの中にこそ、見直すべき“本質”がある
私がこれまで関わってきた企業の多くは、
「とにかく目の前の仕事を回す」ことで精一杯でした。
けれども、そんな現場を一歩引いて見ると、
改善のヒントが次々に見えてきます。
たとえば、
- 1人の社員が複数の工程を掛け持ちしている
- 上長の承認がボトルネックになっている
- 同じ情報を紙・Excel・システムで重複管理している
このような“日常の違和感”こそ、改善の入口です。
つまり、「忙しすぎる現場」=「改善の宝庫」。
整え屋として言うなら、
“今が一番、整えるチャンス”なんです。
「人が増えれば解決する」ではなく、「整えば回る」
多くの経営者が、人手不足の解決策として「採用」を選びます。
しかし、整っていない現場に人を増やすと、
教育や管理の負担が増え、さらに忙しくなる――そんな悪循環に陥ります。
人を増やすよりも先に、
“仕組みで回る現場”をつくることが、最優先です。
DXや改善の目的は、
人を減らすことではなく、「人を活かすこと」。
属人化をなくし、業務を仕組みに変えることで、
今いるメンバーでも“回せる現場”が実現します。
整えることで、社員が笑顔になる
整った現場では、社員が疲弊しません。
ムダな作業が減り、やるべき仕事に集中できる。
「忙しいけど、気持ちは前向き」――そんな空気が生まれます。
結果として、
- 残業が減る
- 離職が減る
- 生産性が上がる
- 社員のアイデアが出る
これは経営者が最も望む姿ではないでしょうか。
改善とは、数字を動かすだけでなく、
“人のエネルギーを取り戻す”活動でもあるのです。
整え屋として伴走します
私は「整え屋」として、
経営者の理想と現場の現実をつなぎ直す支援をしています。
忙しすぎて止まれない会社こそ、
今こそ整えるタイミングです。
- 現場のムダを見える化したい
- 属人化をなくし、仕組みで回したい
- DXを導入したいが、どこから始めればいいか分からない
そんな企業様に、現場から経営まで一貫して伴走します。
“忙しい現場”を、“伸びる現場”へ変えましょう
忙しさを放置すれば、疲弊が積み上がるだけ。
でも、仕組みを整えれば、忙しさは「成果」に変わります。
「落ち着いたら」ではなく、
“忙しい今こそ”改善を始める絶好のタイミングです。
一緒に、忙しさの中に眠るチャンスを掘り起こし、
未来へつながる仕組みを整えていきましょう。
RINEXT LAB|業務改善とDX支援のパートナー 
