その一言が、改善を止めている― 経営者とシステム屋の“言葉のズレ”という壁 ―

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なぜIT化や改善は、途中で止まるのか

「ITを入れたのに、結局使われなかった」
「改善を進めたはずなのに、現場が疲れただけだった」

中小企業の現場で、こうした声を何度も聞いてきました。

原因を探ると、システムの性能でも、現場のやる気でもありません。
もっと手前、“会話の段階”でズレが起きていることがほとんどです。

経営者とシステム屋さん。
同じ日本語を使っているのに、
実はまったく違うものを見て話している。

ここに、改善やIT化が止まる「見えない壁」があります。


同じ言葉なのに、頭の中はまったく違う

たとえば、こんなやり取りです。

「簡単でいいよ」

経営者の頭の中では、
「完璧じゃなくていい。まず使えるものが欲しい」という意味。

一方、システム屋さんの頭の中では、
「“簡単”の基準が分からない。
 最低限どこまで作れば責任を果たせるのか?」と考えています。


「今と同じように使えればいい」

経営者は、
「現場が混乱しないようにしたい」という配慮のつもり。

でもシステム屋さんは、
「業務フローをそのまま再現するのか?
 それとも操作感だけの話なのか?」と迷います。


「早くできる?」

経営者は、
「いつ頃使えそうか目安が知りたい」だけ。

けれどシステム屋さんは、
「仕様が固まっていないのに、約束はできない」とブレーキをかけます。


「これ、追加できる?」

経営者にとっては、
「現場が困っているから、ついでに」という感覚。

しかしシステム屋さんにとっては、
「その一言が全体設計を崩すかもしれない」という重大な判断です。


ここで起きているのは、
誰かが悪いという話ではありません。

言葉の定義が、共有されていないだけなのです。


このズレが、改善を止めている

この「小さなズレ」が積み重なると、どうなるか。

・システム屋さんは慎重になり、スピードが落ちる
・経営者は「話が通じない」と感じる
・現場は振り回されて疲弊する

結果、
「やっぱりITは難しい」
「改善は現場が嫌がる」

という結論にすり替わってしまいます。

本当は、
改善が悪いのでも、ITが悪いのでもない。
“翻訳役”がいないだけ
なのに。


だから私は「整え屋」をしています

私は、エンジニアとして現場を見てきました。
同時に、経営者の「こうしたい」という想いも、何度も聞いてきました。

だからこそ思うのです。

改善やIT化を進める前に必要なのは、
新しいツールではありません。

経営者の言葉を、業務の言葉に落とすこと。
業務の言葉を、仕組みとして成立する形に整えること。

その間をつなぐ役割があれば、
改善は止まりません。

現場も、疲弊しません。

私はそのために、
経営・人・業務をまるごと整える
「整え屋」として伴走しています。


もし、こんな違和感があれば

・IT化の話になると、いつも噛み合わない
・改善を始めると、現場が静かになる
・「ちゃんと説明したはずなのに」と感じることが多い

それは、能力の問題ではありません。
言葉のズレが、見えない壁になっているだけです。

一度、頭の中を整理しませんか。
経営者の想いを、現場で動く計画に変えるお手伝いをします。

お気軽にご連絡ください。
https://rinextlab.com/toppage/contact/

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