部分最適で満足すると、組織は静かに崩れていく

back view of a person standing on a vast green grass field

「うまくいっているはずなのに」の違和感

「この業務は改善できた」
「前より早くなった」
「ミスも減った」

確かに、一部はうまくいっている
それなのに、なぜか現場は疲れている。
人が定着しない。
利益も思ったほど残らない。

経営者の方から、こんな言葉をよく聞きます。

「ちゃんと改善しているんですけどね…」

その“違和感”こそが、
実は組織が崩れ始めているサインかもしれません。


部分最適は、なぜ起きるのか

部分最適は、決して悪意から生まれるものではありません。
むしろ、とても真面目な判断の結果です。

・今、一番困っているところを何とかしたい
・忙しい人の負担を減らしたい
・クレームやミスを止めたい

目の前の問題に、誠実に向き合っているからこそ、
「点」での改善が積み重なっていきます。

問題は、その改善が
全体の流れの中でどう影響するかまで見えないまま進むことです。


部分最適が組織を崩す瞬間

部分最適が続くと、組織の中でこんなことが起こります。

・ある部署は楽になったが、別の部署が詰まる
・調整役が固定化し、特定の人だけが疲弊する
・ルールが増え、若手が判断できなくなる

一つひとつは小さな歪みです。
でも、それが積み重なると、

「なんで自分だけ大変なんだろう」
「全体が見えないから、言われたことだけやる」

そんな空気が生まれます。

組織が崩れるとき、
大きなトラブルが起きるとは限りません。

静かに、気づかないうちに進んでいきます。


必要なのは「全体をつなぎ直す」視点

改善で本当に大切なのは、
「どこを良くするか」ではありません。

**「何と何を、どうつなぐか」**です。

・この改善は、次の工程にどう影響するか
・この人の仕事は、会社のどこに貢献しているか
・最終的に、会社はどんな状態を目指しているのか

これが見えたとき、
改善は“作業”から“意味のある行動”に変わります。

私は、
部分だけを直す改善ではなく、
経営・人・業務をまるごと見える化し、流れとして整える
そんな伴走をしています。


行動喚起|もし、少しでも思い当たるなら

・改善しているのに、なぜか疲弊感がある
・人が育たず、同じ人に仕事が集まる
・頑張っているのに、成果が続かない

それは、能力不足でも努力不足でもありません。
部分最適で止まっているだけかもしれません。

一度、会社全体を俯瞰してみませんか。
「どこがつながっていないのか」
そこから一緒に整理できます。

お気軽にご相談ください。

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