■ 改善は“旅”に似ている
改善活動を、私はよく“旅”に例えます。
どんな旅でも、まず最初に決めるのは
「どこへ行くのか」という目的地です。
ところが、企業の改善ではこの“目的地”が曖昧なまま、
現場に「もっと効率よく」「工夫して」とだけ伝えられることが少なくありません。
それでは、現場は動けません。
特に、若いメンバーはなおさらです。
■ 若手が動かないのは“根性”ではなく“地図”がないから
「最近の若い子は指示待ちだ」
「すぐに気持ちが折れる」
「自分で考えてほしいのに…」
多くの経営者・管理職が同じ悩みを抱えています。
しかし、私は現場支援の中で感じています。
若手は「動けない」のではなく、「どこへ向かえばいいかわからない」だけ。
たとえば——
● 目的の説明がないまま改善を振られる
● なぜそれが必要なのか背景が共有されていない
● 自分の役割が“点”でしか与えられない
● 評価基準も変化も見えない
● 達成イメージが持てない
これは旅でいうところの、
「地図も行き先もわからないけど、とりあえず出発して」
と言われている状態です。
迷って当然。
不安になって当然。
足が止まって当然なんです。
■ 若手のやる気を上げる“3つの鍵”
根性論はいりません。
必要なのは “目的地を示す仕組み”です。
そのために、私はどの企業でも以下の3つを整えています。
① “なぜやるのか”を、必ずセットで伝える
人は「意味」がわかると行動しやすくなります。
特に若手は、成果よりも「納得感」を重視する傾向が強い。
改善を依頼するときは
・会社にとっての意味
・現場にとっての意味
・本人の成長にとっての意味
この3つがつながった瞬間、動き出すスピードが変わります。
② 目的地と“現在地”を見える化する
旅では、現在地がわかるから目的地との距離が理解できます。
改善も同じです。
今どこにいて、どのルートが最短で、
どこに障害物があるのか。
これを見える化すると、
若手は自分で判断しやすくなり、自走が始まります。
③ “できた”を実感できる小さな成功をつくる
若手は成功体験が少ない。
だから達成の感覚を得られる機会が必要です。
最初に求めるのは大きな改善ではありません。
「1分短縮できた」
「この手順をなくせた」
「ミスが1件減った」
そんな小さな成功が、自信とやる気の燃料になります。
■ 目的地を示せば、人は必ず動き出す
若手のやる気を上げるのは、叱咤激励でも、精神論でもありません。
必要なのは
① 背景
② 目的地
③ 道筋
④ 小さな成功体験
この4つがそろったとき、
若手は“指示待ち”から“自走型”へと変わります。
改善活動も同じです。
目的地が曖昧な改善は、現場を疲弊させ、
改善そのものが“作業化”してしまいます。
逆に目的地が明確な改善は、
現場の動きがそろい、スピードが生まれ、
人手不足でも成果が出る組織へ変わっていきます。
あなたの会社の改善の旅には、
明確な「目的地」がありますか?
■ 行動喚起
「うちも目的が曖昧なまま改善をしている気がする…」
「若手が動かない理由が腑に落ちた」
そんな方は、一度ご相談ください。
“目的地から逆算する改善” を一緒に描くことで、
現場は驚くほど動き始めます。
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